最近では「お灸女子」という言葉も聞かれます。
それでも「熱くない?」「ヤケドが心配」「跡が残るの?」と心配な方もいらっしゃるでしょう。
『灸は身を焼くものにあらず。心に灯りをともすものなり』
これは日本に灸を伝えたといわれる弘法大師の名言です。
「奥の細道」には「三里に灸をすゆるより・・・」とあるように、足三里のツボに灸をすえて松尾芭蕉は旅をしました。
灸にも種類があり、当院のお灸は気持ちよく温かい、ヤケドや灸痕が残らないものです。冷えを取って健康になりましょう。
灸治療には鍼の作用に加えて、血球の増加、血液凝固時間の短縮、循環系に対する作用などが認められ
① 増血作用
② 止血作用
③ 強心作用
などがあるとされています。
灸の施灸方法にも種類がありますが、当院では「無痕灸(ムコンキュウ)」と言って、灸の痕を残さず、気持ちのいい刺激を与えて、治療効果を期待するものです。
それには、もぐさを直接皮膚上に点火し、気持ちよく温かいところで消火する方法や、もぐさを皮膚から離して施灸し、輻射熱で温熱刺激をするもの、あるいはビワの葉温灸などを使用します。